ブーツはレッドウイング派ですがスノーピーク×DANNERだけは別格だと思っていた(過去形)トート(@tow_to_tow)です。こんにちは。
私が最初に購入したスノーピークとDANNERのコラボブーツは、第1弾で発売されたFIELD PRO.という非常にDANNERらしいブーツでした。スタイリッシュな佇まいとソフトで上質な履き心地はレッドウイング歴33年でDANNERを毛嫌いしていた私でさえ惚れ惚れしちゃうくらい。
こんにちは。ブーツはレッドウィング派のtow_to_tow(@tow_to_tow)です。渋カジ世代なもんで。 木村拓哉がドラマでダナーを履いていたのを見て 父 絶対買わねー と、誓ってから十何年… で[…]
続く第2弾は、全く食指が動かず。GORE-TEXやVibramソール使ってたりでモノはいいんでしょうけどデザインが…でした。
そして、今回の第三弾コラボブーツは私の大好物のミリタリーテイストということで、初めて予約してまで入手してみたものの、実際手にして期待通りだったところと、かなり期待外れだったところとありましたのでレビューしたいと思います。
サイズによっては入手困難かもしれませんが、購入検討中の方の参考になれば幸いです。
DANNER TACHYON FIELD SP
到着
早い段階で予約したので3月20日の発売日に届くかと思いきや22日に到着。発売日に届くApple製品に慣れてしまったので少々拍子抜けしてしまいました。


スノーピークの段ボールって久しぶり。何を買ったとき以来だろう…


自称ピーカーにとってはアスタリスクがある限り段ボールでさえ収集の対象です←馬鹿野郎
開封


開けるとDANNERの箱。


どこ見てもスノーピークの文字はありません。自称ピーカーにとってこの箱はとっておく対象にはならず。せっかくコラボ商品なんだからちょっとくらいロゴ入れればいいのに…


さて、開封です。


まずは予備のヒモと


メンテナンスの仕方などが書かれている説明書。


それらを退かして覗いてみると、えらく縮こまっているブーツがお目見え。
雑な梱包に物申す


なんだか無理矢理押し込んでる感たっぷりで、変な折り目がついてたりしてすごく嫌です。


箱から出してすぐは自立できないくらいクセついてました。


革ではない部分なので大した問題ではないのかもしれませんが、もう少しちゃんと入れればこうはならなかっただろうに。


しかも、踵の部分が擦れてハゲちゃってます。


雑な感じが、ものすごく残念でした。
と、気を取り直しいろいろ見ていきます。
DANNER TACHYON FIELD SPの特徴
ロゴマーク


外側の踵のあたりにお約束のDANNERの刻印があります。


そしてようやく出てきました、アスタリスクマーク!目立たない場所にひっそりと佇んでます…
コレ以外にスノーピークのロゴが入っているのは


インナーソールだけ。フォリッジというコラボ限定色に気づかなければ、ただのDANNERのブーツです。ちなみにこの色は好きです。
通気性が売りらしい
ミリタリーからの要請により開発されたタクティカルトレーニングブーツ「TACHYON”8」をタウンユースやアウトドアレジャーにも使いやすいように6インチ丈にアレンジ。走ったり障害を越えたりアクティブな動きが多いので軽量、通気性に重点を置いている。
引用:スノーピーク


内側の土踏まず辺りに2つ通気口があります。


ということではないと思いたい…
ソール
アウトソールラバーはあらゆる方向へのトラクションとグリップのためのペンタゴンラグパターン。岩場や泥土な地形でも威力を発揮する
引用:スノーピーク


パターンはそんなに深くないのでゴツゴツした感じはありません。トレーニングブーツというだけあって歩きやすそうです。


しばらくはペンタゴンラグパターンとやらの実力を遺憾なく発揮できそうな場所に行く予定がないので、どれほどのモノか分かりかねますがアスファルトの上で頑張ってもらいます。
本家のTACHYON6には付いていないので、おそらくこのコラボ仕様だと思われるチャックについて物申す
着脱を容易にするためZIPアップレースを採用、踵にはヒールストラップがついたスペシャルモデルとなっております。その着脱性能や軽量さ、 通気性で晴れの日の野遊びを最大限サポート。
引用:スノーピーク


なんかちゃちぃーです。引っ張る部分に付いているのは革ではなく布です。まぁそこは別にどっちでもいいんですが、問題はジッパーです。一応止水仕様には見えるので良いパーツを使っているのかと思いきや、開閉がものすごくやりづらい…


上の写真は履いている状態であとはジッパーをあげればいいだけなんですが、このまま引っ張ってもうんともすんともいいません。


こんな感じで開いているジッパーを揃えてあげないと閉めづらいです。どんなジッパーもガバって開いていたら閉めづらいとは思いますが、いろいろ差し引いてもやっぱり閉めづらい。
着脱を容易にするために付いているはずのジッパーが、逆に着脱を困難にさせている気がします。ちなみにジッパーを下げるときは片手でできなくもないですが、引っ掛かりがあってスムーズとは言えず時間がかかります。コストダウンはしょうがないのかもしれませんが、着脱を容易にするという商品コンセプトから逸脱してしまうのでは本末転倒かと。
まとめ
もともと今回のコラボブーツは値段が安いんですよ。それで飛びついたというのもあるんですが…
本家のTACHYON6が約15,000円。それにスノーピーク代(?)+5,000円=20,000円で買えちゃうんです。ちなみに第1弾のFIELD PRO.と第2弾のTRAIL FIELD6は共に28,800円。
根本的なコンセプトや素材の違いは重々承知したうえで
と声を大にして言いたい。
トレーニング用ブーツで軽量化を目指したんだろうから素材が安っぽいのはしょうがない。製造したのも梱包したのもDANNERなんでしょう、きっと。
だけど
品質管理もできないで、粗悪なモノを売るくらいだったらコラボなんかやめちゃえっつーの。
先ほど20,000円が安いと書きましたが、あくまで前作の28,800円と比べたら数字上安いというだけで、今回のコラボブーツにその価値は全くありません。←個人的見解
今までいろいろとスノーピークの商品を購入してきましたが、こんなにガッカリしたのは初めてです。正直今回の購入は大失敗でした。
以上、感情の赴くままに書き殴ったら少し心が落ち着いてきたので、最後にちょっとだけ良かったところを。
- 色が好み
- 履き心地が良い
- なんとなく歩きやすい気がする
こんなところでしょうか。
今回の件は、たまたまハズレの個体を引いたのかもしれませんし、細かいことを気にしすぎなのかもしれません。また、いろいろな責任の割合で言えばDANNERの方が大きいであろうとは思ってます。思ってますが、自称ピーカーとしては期待が大きかっただけにガッカリ感もたっぷりでした。
これからもスノーピークには、高値だけど良質なモノを作る企業っていうのをいつまでも貫いていって欲しいなぁっと期待を込め、辛辣レビューを終わります。