自作煙突ガード 試行錯誤してようやく完成した話

薪ストーブを購入して冬のふもとっぱらへの再挑戦を目論んでいるトート(@tow_to_tow)です。こんにちは。

さて今回は、薪ストーブをテント内で使用するために、煙突ガードなるモノを自作しようとしたものの、いい加減な性格が災いしてあまり上手いこといかなかった話です。

これ、大事なテントが一部溶けたり焦げたりするだけならまだしも、テント全焼なんてことになったら最悪命に関わることですから、いい加減にやってはダメだというのを思い知らされました。これから挑戦しようと思っている方に反面教師にしていただければ幸いです。

こちらの内容はテント内での薪ストーブ使用を推奨するものではありません。ご使用になる際は自己責任の上、細心の注意を払ってくれぐれも悲しい思い出にならないようにしてください。

煙突ガードとは

説明は不要かもしれませんが念のため。

サーカスTC APS-48DX インストール

テント内で薪ストーブを使用する際に煙突と幕が直接触れないように隙間を作るためのモノ。

薪ストーブは煙突も相当な熱を持ちますので、写真のように何も対策せずに使用したらテント燃えます。

煙突ガードの既製品もあるようですが、思い立ったのがシーズンインしてからだったので品薄でなかなか手に入らず自作することにしました。ちなみに購入した薪ストーブはホンマ製作所のAPS-48DX という製品で煙突径は100です。

傘立て型煙突ガード

我が家の所有テントは、スノーピークのトルテュproと

テンマクデザインのサーカスTCの2つ。

サーカスTCなら縦に出すことになるので、自作するとなれば傘立てを利用するのが簡単そう。トルテュproなら横出しになり、板を使ってのいわゆるA型の幕除けが必要になるでしょう。

ただ、その場合も傘立てで煙突をガードしておけば、より安心できるだろうということで最初は傘立て型から作ることにしました。

傘立て購入

amazonの箱傘立て

近所のホームセンターには

 
こんな雨の降らない時期になんでこんな品切れなの?
みんな煙突ガード自作してんじゃねーの?

ってくらい傘立てがありませんでした。

なので例のごとくAmazonからの購入です。

傘立て開封

サイズは15×15×55cm

重さは0.58Kg

傘立てと半直筒

長さ45.5cmの半直筒と比べるとこんな感じ。

長さは問題ないんですが、直径に問題がありました。

傘立てに半直筒

煙突を中に入れてみます。

傘立てと半直筒

煙突と傘立ての隙間が2cmもないです…

傘立てと半直筒

きちんと真ん中に置けてないのでなんとも言えませんが、おそらく1.5cmくらいしか隙間がない…

 
果たしてこれでガードできるのか?!
ちゃんと採寸して購入すればよかった

なんて思っても後の祭り。返品するのも面倒なので

 
やっぱり100φって太いんだな

などと思いつつ、ちょっと作戦変更です。

当初は煙突にサーモバンテージ巻いて、この傘立て被せて終わる予定でしたが、さらに傘立てにスパッタシートを巻きます。仮に傘立てに熱が伝わってしまってもこれでだいぶ断熱できるはずです。が、念には念を入れて、やっぱり隙間がないと怖いのでもう1つ傘立て購入しちゃいました。

傘立て

最初からコレ買っとけって話です。

買うときに太いのと細いので迷ったんですよ。細いほうが見た目良いかなと思っちゃったんですが失敗でしたね…

ちなみにこの傘立ては底の部分が取り外せるようになっていて煙突ガード作るにはうってつけです。最初からコレ買っとけって話です。←2回目

傘立て加工

煙突ガード傘立て加工

気を取り直して最初に買った傘立てを加工します。加工と言っても底の受け皿を外してネジ穴開けるだけ。

まずは受け皿を外します。

煙突ガード傘立て加工

網目の部分をペンチで切り取ろうかと思ったのですが、ひっくり返してようく見てみると、底のお皿の付け根にほんの少し隙間があることを発見。

煙突ガード傘立て加工

その隙間にマイナスドライバーを入れてグリグリしてみたら

煙突ガード傘立て加工

なんとなく取れそうな雰囲気が。

煙突ガード傘立て加工

さらにグリグリすること4、5分で

煙突ガード傘立て加工

結構きれいに取れました。

煙突ガード傘立て加工

2㎜くらいの幅で4箇所溶接してあるだけなのでグイッと力入れればパキッと取れます。←語彙力なし

煙突ガード傘立て加工

次はネジ穴を開けます。網目が細かいのでそのままではネジは通りません。なのでペンチでパチっと1箇所切れ目を入れてネジでグリグリすればご覧の通り。

煙突ガード傘立て加工

ちなみにネジはM6を使用。理由はAPS-48DX の脚部をとめるネジがM6だったから。サイズを揃えておけば紛失時に使えるかなと。

煙突ガード傘立て加工

穴を開ける位置は手の届くところでないと後悔します。最初、下すぎて手が届かず何の調節もできなくて早くも後悔したので、もう少し上に開け直しました。これで指は届くようになったものの後々のことを考えれば1番端でもいいかもしれません。

それとネジの選定も緻密に慎重にするべきでした。

調節しやすいように、蝶ネジ→ワッシャー→網目→ワッシャー→蝶ネジの順番を考えたところまではよかったものの

煙突ガード傘立て加工

煙突入れたときの隙間が1.5cmしかないので、これでは入るわけがありません…いろいろ取っ替え引っ替えやってみたものの、どうやって締め付ければいいのか、この部分は未だ未解決のまま。

100φの煙突だとギリギリのサイズですが、それ以下のサイズであれば余裕だと思います。

最新情報をチェック!